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飯伏はファンを納得させられるのか

11.7大阪の一夜明け会見で、現チャンピオン内藤選手から新日本プロレスへ正に制御不能な提案を出されてしまいました。


権利証を失った飯伏選手と1.4でタイトルマッチを行いたい。



この内藤選手の提案、本来であれば何も問題はないでしょう。チャンピオンが戦いたい相手をタイトルマッチで逆指名する。これ自体は普通のことであるはずです。
しかしG1クライマックスの副賞にドームでのタイトルマッチ挑戦権利証が存在しているこの時期であれば大問題でしょう。
G1の戦いを制した上で手に入れた挑戦権がチャンピオンの逆指名に負けてしまうのであれば、初めから権利証が不要ということになります。
まだG1中に土をつけられた選手を返り討ちにする為のタイトルマッチはファンもギリギリ納得がいきますが、今回のような状況でファンの多くを納得させるのは難しいと思います。


恐らく内藤選手の狙いは新日本プロレス側に今回の要求を飲ませ、10年近く続いてしまったこの権利証システムを終わらせてやろうと考えているのではないでしょうか。


もしも1.4で権利証を奪われた飯伏選手と試合が組まれることになれば、ファンだけでなく他のレスラー達から文句が出るはずです。
IWGPのタイトルマッチが喧嘩ふっかけたもんがち、チャンピオンの逆指名がちになれば暗黙の了解として存在している順番待ちの列が崩壊します。

以前のオカダ選手のVロードのように各対戦選手が格上げされる展開であればいいんですが、なまじベルトが二冠になってしまった今は挑戦する側にも資格が必要でしょう。(2月のKENTA戦のことは忘れることにします)
G1優勝者の肩書きが有れば挑戦資格は充分なはずですが、権利証のせいで権利証>G1優勝となっている現状では飯伏選手は挑戦資格無しと捉えるべきであり、そうでないと考えるなら権利証には価値無しと捉えるべきであるはずです。
この内藤選手の提案は来年以降のG1のあり方が変わる一手かと思います。



そして飯伏選手はこの内藤選手の逆指名を大人しく受けるのでしょうか?
受けたのならば、G1優勝者の飯伏選手自身が権利証>G1優勝の図式を否定することになってしまいます。
いっそ開き直ってしまうパターンもありますが、逃げない、負けない、諦めないの飯伏選手が完全に逃げたことにも見えてしまいます。
ここから東京ドームに向けて、飯伏選手は全ての人間を納得させて堂々とタイトルマッチを行える展開に持っていかなければならないでしょう。

これはある意味G1優勝よりも困難なことと思いますが、これを乗り越えゴールデンスターが新日本の主役となるのを楽しみにしています。


追記
決まっちゃってました。果たしてどうなる


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