人生ってプロレスだ

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さよならIWGPヘビー

1.4IWGP世界ヘビーをめぐるベルト論争もようやく一つの決着がつきました。

ここまで、もやっとしてきたものは何だったのか。その答えはオカダ選手の勝利後のマイクにて理解することができました。

オカダ選手にとって4代目IWGPヘビーのベルトは自身がプロレスを行なったことへの歴史であり、誇りであり。そのベルトが封印されると話が決まってしまったときはオカダ選手はベルト問題の渦中にはいませんでした。
とにかくオカダ選手はベルトに感謝を伝えたかった。それこそ観客の前で。

答えが分かればこれまで何故ベルトを持ち出した具体的な理由を話さなかったのかも予想ができます。
言ってしまえば「ベルトに感謝を伝えたい」それはただの自己満足であり、団体を背負うチャンピオンが行うべき行動でもないでしょう。それに今回の試合に対して感謝という正のエネルギーを持って試合を迎えてしまえば、鷹木選手の正論に対してイデオロギーが生まれなかったのではないかと。

この1.4が特別な舞台であれば、その試合はただのタイトルマッチではなく特別なテーマを作らねばならない。故にオカダ選手は自身を負の存在、鷹木選手を正の存在とするために、何故4代目IWGPヘビーのベルトを持ち出したのかを話さなかったのではないでしょうか。

タイトルマッチにテーマなど必要ないとする人も多いかもしれません。私もどちらかといえばその考えです。
しかし、これまでIWGPヘビーを防衛してきたオカダ選手が考えた結論。自身がこれから世界ヘビーのベルトを巻くに当たってつかなければいけないケジメ。1.4の舞台を盛り上げていかねばならないことを考えれば、最大限の答えだったのではないかと思います。

この1.4で完全にIWGPヘビーは封印になった筈です。ここから先IWGPヘビーの方が良いのではという話は野暮でしょう。デザインのダサさはどこかでしれっと変更してしまえば良いでしょう。
IWGPヘビー、これまでありがとうございました。