人生ってプロレスだ

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鷹木信悟は世界ヘビーの呪いを解けるのか?


IWGP世界ヘビー級新王者の名に鷹木選手の名前が加わりました。
鷹木の試合にハズレなしと言われるように、今回のオカダ戦でもどちらが勝つか本当に分からない激闘だったと思います。
この試合では受けて受けて反撃に転じるオカダ選手の試合ペースに流れが向かっているのかと思われましたが、チェンジオブペースに当たるドロップキックの後に来るレインメーカーを、しっかりカウンターのラリアットで合わせ切ったところで鷹木選手の勝ちへの道筋が完成しました。
しかしそれでもスタミナを切らさないオカダ選手の攻撃をまたカウンター気味のラスト・オブ・ザ・ドラゴンで完璧に3カウント。
皆が心の中であっすらあるのではないかと感じていた鷹木信悟3連敗は、崖っぷちからの大逆転、見事新日本プロレス最高位のベルトを手にしました。


この見事な試合を見せてくれた鷹木選手。次なる課題はこのベルトの持つ負のイメージを払拭してくれるのかどうかでしょう。初代王者飯伏選手はオスプレイ選手との防衛戦後は負傷欠場。二代目王者オスプレイ選手は負傷欠場によりベルト自体を返上。
設立の段階からあったマイナスイメージは王者とその闘いの中で少しずつ薄れていましたが、この度オスプレイ選手のベルト返上に当たり世界ヘビーは呪われていると感じた人も少なくはないかと思われます。

現状の新日本プロレスの試合は一時期ケニー選手と棚橋選手が争ったイデオロギー論争の問題に回帰しているのではないでしょうか。
飯伏選手、オスプレイ選手、鷹木選手、現状世界ヘビーを巻いた選手は皆アスリートプロレス要素が強い、又は会社やファンの期待感によりアスリートプロレスでの闘いを強いられている選手ばかりです。
その結果度重なった負傷欠場。


次の挑戦者は飯伏幸太選手となりましたが、間違いなく肉を斬り合い、骨をぶち折る試合が展開されることでしょう。
勝っても負けてもベルトを巻いたものへのダメージは深刻なものとなる筈です。
どこかで誰かが待ったをかける時が、その必要性が近づいてきていると感じました。