人生ってプロレスだ

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誇り高きはレスラー裕二郎

10.10大阪にてBC同士の試合が行われました。
多くの予想通りに裕二郎選手がジェイ選手を裏切る姿を見ることになるだろうと思っていましたが、
その結果、中身は全く別の物でした。

裕二郎選手はジェイ選手に大人しく勝点2を渡すということはしませんでしたが、その理由はジェイ選手を裏切る意味合いでは無く、一レスラーとして、G1に出場したからには闘わなくてはならないという誇り故だと僕は感じました。

本来BCのことを考えるのであれば、既に優勝決定戦に進む可能性がゼロの裕二郎選手は大人しく勝点を渡した方が良いはずです。
裕二郎選手も試合が始まった直後まではそう考えていたのではないでしょうか。


ですが、ファールを受けた瞬間に体が答えた「本当にこれでいいのか?」
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この表情からそんな気持ちが読みとれます。
そして裕二郎選手はジェイ選手からファールをとりにいきます。
ここまで他の選手達にやってきたように反則攻撃を仕掛け、今自分にできる最大のマイアミシャインを叩き込みます。

しかし結果は無情にて。
ジェイ選手の初めの構想通り、勝点2は彼の懐へ入っていきました。
ですが、裕二郎選手は闘いました。恐らく初めから正面のぶつかり合いをしていても、今の裕二郎選手はジェイ選手に勝てないでしょう。
それでも闘う道を選びました。その先に制裁があり、追放があるかもしれません。それでも闘いました。レスラーとして、久方ぶりにG1に出れたレスラーとして。
その心意気は大阪のお客さん、NJPWを見ていたファン全てに伝わりました。




正直G1も半分が終わり、こんなボロボロの裕二郎選手が出てどうすんだと思っていました。
今はそう思った事を後悔しています。
裕二郎選手は闘っています、多くの事に対して。残りのAブロック二試合、高橋裕二郎の試合をしっかり見届けていきたいと思います。


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