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一試合にてオカダの株を上げた鷹木先生

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G1クライマックス大阪大会メインイベント、鷹木信悟vsオカダ・カズチカ
前日からレインメーカーを封印した姿に苦言を発した鷹木信悟でしたが、結果的にはオカダ選手にレインメーカーを使わせないまま敗北してしまいました。


しかしこの試合、僕は鷹木信悟先生のプロレス力の高さに感銘を受けました。
間違いなくこの試合にてマネークリップの価値は上がったのではないでしょうか。この締め技はレインメーカーに一歩劣るものとしてでは無く、立派なフィニッシュ技の一つとなった筈です。
フィニッシュ技を複数パターン持つ選手は数多くいます。棚橋選手もハイフライでなくテキサスクローバーホールドに繋がる試合を組み立てますし、ライバルと呼ぶSANADA選手も絞め技とプレス技の二種類を使い分けます。 


オカダ選手もこのマネークリップを、レインメーカーと同格のフィニッシュ技として扱うべきでしょう。
正直ここまでのG1の試合を見ていくと、出場選手の中で大きくレベル差があるという印象を持つことができません。
それほど今の新日本プロレスに集まった選手達はレベルが高いところにあります。その中で手加減したフィニッシュ技を使うという考え方自体に無理があったと思っています。



今回鷹木信悟先生がギブアップでは無く、レフェリーストップを受けるまでマネークリップに耐え抜き試合を決めさせた事でこの技は一定の価値を手に入れました。
後はオカダ選手がどう扱っていくか。
ここまでと同じくレインメーカーより劣る技として格下扱いに使う技として魅せていくのか、それとも今後レインメーカーを使った上でマネークリップを使い二段構えの技として魅せていくのか。


あまりにも群雄割拠が激しすぎる現新日本プロレスにて、最強、無敵の価値観を作るのは至難のことでしょう。
ここG1からドームへの道にて、オカダ選手が期待を裏切らず、予想を裏切るような、新日本プロレス最強の象徴として納得のいくものを魅せていただきたいと思います。


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