人生ってプロレスだ

自分の好きな事(ほぼプロレス)を思うがまま書いてます

ウィル・オスプレイの覚悟


NJC優勝決定戦、前評判通りのとてつもない激闘でした。

互いに負けられない意地があったでしょうが、意地の張り合い上をいったのがオスプレイ選手だったように思えました。
この試合、勝つために、鷹木選手にダメージを与えるためならばどこまで自分の肉を削ってしまっても構わないといった覚悟が見えました。
場外への椅子に寝かせた鷹木選手相手に飛んだ瞬間、これはオスプレイ選手が勝つだろうと確信しましたね。


プロレスラーの強さとは、何をもって相手より強いと言えるのか?力か技か、それとも人気か?
強さとはどれだけ覚悟を持って試合が出来るか、その上限なき覚悟の量の差が強さを決めつけるのではないかと思います。
故に鷹木選手は強かった。フィンレー選手は大きく跳ねた。そしてオスプレイ選手はNJCを優勝することが出来たのでしょう。


新日本のベビーであった立場も捨て、自分の女すら捨てて、現チャンピオン飯伏幸太選手に挑戦するオスプレイ選手の覚悟に果たして飯伏幸太選手はどう立ち向かうのでしょうか?
覚悟が強さを決めるならもう今のオスプレイ選手を倒す選手はいないんじゃないか、そう思ってしまうところです。

YJR待望論


先日のNJC1回戦、高橋裕二郎vs YOSHI-HASHI戦ではYOSHI-HASHI選手の勝利で終わり、裕二郎選手は今年もNJC優勝の夢が途絶えてしまいました。

ですがこの試合、そして翌日の解説席での裕二郎選手の声を聞き僕の中で高橋裕二郎待望論が出来上がってしまいました。

もちろん試合は負けました。内容も決して良かったとは言えないでしょう。

しかし、裕二郎選手の人間性がよく出た解説席での喋り、ダサかろうが勝利したいと願うバックステージでのコメント。この姿に哀愁というか、なんとかなって欲しいと思うか気持ちが湧いてしまいます。

昨年プッシュされた期間もありましたが、あまり良い結果を残せず。何かを変えるかと思いましたが、何も変わらず。以前のまま迎えた2021年NJC。
結果は出なかった。しかしながら。
このまま、乱入妨害要因としてで終わらせてしまうのはあまりにも、あまりにも辛い。
今回の一回戦だけ見ていてもそう感じざるをえませんでした。

昔のパワーファイトはできないかもしれませんが、裕二郎選手にはここから一度上がることができるカードをずっと持ったままです。
いつ使うのか、そのタイミングが大事かもしれませんが、丁度その相手は手が空いてしまいノーテーマとなっています。
もしかしたら今年のストーリーの中にあるのかもしれない。しかしやっぱり無いのかもしれない。
そんな裕二郎待望論が今年のNJC後の楽しみになってしまいました。

鷹木式オカダ式マイク術


NJC早くも優勝候補筆頭オカダ・カズチカ選手が敗れてしまいました。
ここで優勝し、飯伏幸太選手に挑戦すると思っていましたが大きく予想が外れることとなります。

試合内容としてもとどめのレインメーカーをしっかりかわしてラスト・オブ・ザ・ドラゴンで3カウント。
結果だけでいえばあえて誘ったレインメーカー返し一点に集中していた鷹木選手の作戦勝ちだったといえます。
しかし、ファンの不満を気にせずレインメーカーを使わない、勝ちだけにこだわった試合運びをしていれば勝負の結果は変わっていたかもしれません。
それ程に拮抗した両者の闘いに思えました。


試合後の鷹木選手はオカダ選手が2月に締めたマイクを丸パクリ、完全に挑発していますね。
解説席でなくリング上で敬語を使う鷹木選手はなかなかレアでした。

そして何故勝った鷹木選手が挑発的なマイクを行ったか?間違いなくオカダ選手の次の標的を自身に向けるためでしょう。
現在実力や評価の面で新設されたIWGP世界ヘビー級への挑戦期待が最も高まっているのはオカダ選手でした。
だからこそここで仕掛けておけば、何処かのタイミングでオカダ選手がベルトに挑戦しようとした時、またはベルトを手にしたときに真っ先に仕掛けに行くことができるはずです。
正に鷹木式IWGP挑戦術。この龍の目は例えここでNJCを取れなくても、次の展開へ向けて戦略を見ているのでしょう。


その鷹木選手が次に戦う相手。春男後藤選手。私が今年優勝するかもと期待している1人です。
NEVERでも激闘を繰り広げた2人の再びの試合勝つのは果たして?
今年のNJCはまだまだ荒れそうです。

内藤の膝は壊すためにある


NJC一回戦、早速波乱が起きました!
あのグレート-o-カーン選手が内藤選手をレフェリーストップに追い込ませ勝利。

まだまだ空けきっていないレスリング技術の引き出しをここでまた開いたオーカーン選手。内藤選手への複数パターンでの膝攻撃で全く流しませんでした。
ここまで結果としてものを残せていなかったオーカーン選手にとってこの一勝はあまりにも大きいでしょう。
以前ザック選手が内藤選手を倒しそのままNJCを制した時のようにこのまま勝ち続けていくかもしれません。
バックステージコメントでは内藤選手をヤングライオン扱いするなどしっかり遺憾も残したオーカーンvs内藤に注目したいです。


そして内藤選手は負け試合での試合運びがすこぶる上手い。技の受け具合もさながら膝に爆弾があるため、膝攻めを受けた際の負けに説得力が生まれ番狂わせにも納得が生まれています。
やはり既にベルトの価値を超えてしまっている選手なのでしょう。
先日の飯伏戦、今回のオーカーン戦と連敗ですがこの夏のG1に向けての「逆転の内藤哲也」が既に始まっているのかもしれません。

必要なのは納得できるかどうか


IWGP世界ヘビー級ベルトの設立が急遽決まり、旗揚げ記念日の試合で初代王者が決まることとなりました。
このことについて賛否両論多々あるかと思いますが、私自身も肯定的であり否定的であると言ったところです。



まず肯定すべき点として、IWGPヘビー級の記録の中に存在する歴史の闇の要素を消しされること。

新日本暗黒期の頃に外敵にベルトを奪われ、歴代チャンピオンとしてその名を刻まれてしまっている選手を今回ベルトを一新することによってこれからファンになる人にも?の疑問点を生み出さなくてすむようになるはずです。
そして単純にタイトルマッチのムービーがどんどん長くなってめんどくさいメタな部分もあるでしょう。

防衛記録もゼロから始まれば、また多くの選手がより頑張ろうという気概を持つこともできます。オカダ選手の記録もベルトそのものが消えれば最高防衛記録保持者として永遠のものになっていきます。



そして否定的な面ですが、まず急すぎます。この新設から急遽タイトルマッチ、その場でチャンピオン決定はストーリーとしても盛り上がりませんし、何より他の選手達は不満しかないのではないでしょうか。
もしこれが二冠ベルト返上からのNJCで初代王者決定であればわかります。全ての選手が初代チャンピオンへのチャンスが与えられ、例年のNJCより気合が入って試合に臨めるでしょう。

ただそのタイミングでチャンピオンベルトを持っていたから発生した権利にどこまで納得ができるのでしょうか。
もちろん運も実力のうちであり現チャンピオンの両名ともに素晴らしい選手であることは間違いないですが、少なくともチャンスだけは平等であって欲しいと思ってしまいました。


旗揚げ記念日は今日ですが、全ての不満も納得へと変えてくれるような、熱く素晴らしき試合が繰り広げられることを楽しみにしています。そしてこんな面白いカードになるなら仕事休んでれば良かった。そう思います。

ならず者ジュニアの王者に


大阪城ホール大会2日目、ジュニアタイトル3wayマッチにてついにエルデスペラード選手がシングルベルトを戴冠しました。
これまで幾度と挑戦しては敗れ、チャンスを物に出来ませんでしたが今回ピンチェロコ二連発で疑惑の男エルファンタズモをマットに眠らせIWGPジュニアの王者、更にはタッグと合わせての二冠王者!

この試合でも疑惑のサドンデスをくらってもうダメかと思うところがありましたが、そのタイミングでBUSHI選手がレフェリーのカウントをストップ。結果的にデスペラード選手のアシストをしたことになりますが、逆にBUSHI選手にとっては今回の件で再度ベルトに挑戦するきっかけを作れたのではないでしょうか?
BUSHI選手自身もサドンデスを受けてしまい、現コンディションでは勝ちを取りにはいけない、ならば次に繋がる楔を打ち込んでおこうという彼のプロレスセンスから生まれた一手であったと思います。


見事チャンピオンとなったならず者あるデスペラード選手。今週の旗揚げ記念日にて現ヘビーのチャンピオンである過去のライバル飯伏幸太選手とタイトルマッチを行うことが決定しましたが、この試合でどんな景色を見せてくれるのか、そしてこれから先ジュニア戦線に名乗りを上げてくる選手はいったい誰なのか気になるところです。

1.4感想


あんまり期待値が湧いてこなかった東京ドーム戦でしたが、実際に始まったらなんだかんだで良かったと思えました。今年はドームでの入場制限はあったはずですが、ワールドの映像では十分に客が入れている印象でした。東京ドームの規定入場人数恐るべきといったところです。


まずはオープニング前のランブルマッチですが、この戦いでみても現在の新日の層の厚さを感じました。昨年ドームでタイトルマッチを行った選手も参加したこのランブル。1番嬉しかったのはヤングライオンの3人にも権利が与えられていたことでした。
ここで残ればKOPWに絡むチャンスが生まれるので、是非とも結果も残して欲しかったですがまぁしょうがないですね。
昨年は結局KOPWの価値があやふやなところが多かったので新設タイトル2年目の今年は確固たる価値観を構築してもらいたいところです。



第一試合のヒロムvsファンタズモはまぁ順当というかメタ的にヒロム勝利以外あり得ないと思っていいただけに、超えるサプライズに期待していましたが丸め込み勝利で終えてしまったことは残念です。ファンタズモとなら手が合うと期待していましたが今回は互いに様子見、今年のBOSJで再度ぶつかった時の展開に望みを託します。
この試合のヒロム選手であれば石森チャンピオンを倒すことは難しいんじゃないか、そう思いますが何かしら隠し玉を用意していて今回は温存していた可能性もあるので今日のタイトルには注目したいです。