人生ってプロレスだ

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勝敗が分かっていても結果を出すのがプロレスラー

G1クライマックス10.13浜松大会メインイベント。
オカダ・カズチカvs石井智宏

この試合、多くのプロレスファンの方はセミの試合が終わった段階で、石井選手の勝利は無いということがわかってしまった上でのメインイベントでした。
しかし、この試合決して消化試合として見るべきものではないと判断できる、石井選手の意地を見せていただきました。


試合はオカダ、石井、両選手バチバチの打撃、投げ合いで組み立てていきました。この試合でもオカダ選手は変形コブラでフィニッシュするためネチネチと締め上げていきます。
ここまでで有ればNJCでの試合と同じ展開でしたが、この試合石井選手は変形コブラから逃れるために様々な技を出してきました。アームロック、腕十字、腹部へのコードブレーカー、多くの技を使っていきました。
石井選手は普段使わないだけで多くの引き出しを持っています。大体それが発揮されるときは勝利に導くパターンが多かったように思えます。
第一試合ヤングライオンの試合解説でライガーさんも言っていましたが、技を制限するということは、一つ一つの使用技の精度が高くなるがゆえにそうなっていくということ。石井選手はまさにそのパターンでしょう。普段使う技を完璧に魅せるものにしたうえで隠し玉を存在させる。そうすることで隠し玉をより魅力的なものに演出しています。
試合前の時点で石井選手の勝ちは無いと分かっていましたが、もしかしたら!と思ってしまう試合内容だと思いました。


結果だけを見るならばNJCと同じく変形コブラでの敗北ですが、この試合はまさに石井選手の意地、プロレスラーとしての意地。G1はその形式から後半戦は試合の勝敗が読みやすくなってしまいますが、それでも、と思わせる試合を作り出した石井選手を流石と思います。
結果、内容、インパクト。この三つが大事と言う石井選手。内容とインパクトとは間違いなく100点、だからこそ今年は結果の部分で100点を見たかったです。
だけどG1はG1はこれは何かの終わりではなく、これから先に続くいていく戦いの一点です。我々ファンはいつだって名勝負製造機の試合を楽しみにしています。


Twitterの勝敗予想は↓で出してました。
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