人生ってプロレスだ

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やっぱり長岡が1番好きです

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G1クライマックス10.1長岡大会終了しました。
盤石の連勝で進む内藤哲也を止めたのは、やはりSANADAでした。
あれほどSANADA選手の勝利は起きないと考えていましたが、地元新潟で負けられない意地を見せてくれました。

今回の試合では新しい動きこそなかったですが、SANADA選手の勝利に結びついたものは落ち着きであったと思います。
本来内藤選手は相手のペースに乗らず、じぶんの土俵に誘い込むことで勝利する戦い方の選手。
対するSANADA選手は相手の土俵に逢えて入り、その中に自らのオリジナルを入れ勝つ選手。
どちらに有利がつくかと言えば、初めから自分の罠を仕掛ける内藤選手が上を獲る筈ですが、この試合では序盤からSANADA選手が余裕見せつけ、苦笑いする内藤選手が見られました。


しかし二冠王者は、常に精神的優位性を持ちます。ジャベで体力を奪い、切り替えしエスペランサで試合のペースを奪いに行きます。
SANADA選手もドラゴンスリーパーからスカルエンド、様々な入り方で締め上げていきますが、其処は同ユニットの選手。ドラゴンスリーパーで締めにいく段階で内藤選手は技をすぐ外しにかかる為、中々決まりません。
頼みのラウンディング・ボディプレスもかわされ、やはりこの試合勝者は内藤か!?と思うところでした。


だがSANADA選手は内藤選手のデスティーノを空中で止め、そのままTKOで落とす切り替えしを見せていきます。
同じユニットで戦い続ける中で、常にデスティーノの切り替えしを考えてきていたのでしょう。
この戦いの準備を、この試合にSANADA選手はかけていたのでしょう。
最後は去年オカダ戦でも見せたダメ押しの2連ラウンディング・ボディプレス。3カウントの声は確かに内藤選手の耳に入りました。


この試合は技の多い内藤選手と技の少ないSANADA選手、良く喋る内藤選手と喋らないSANADA選手の対象的2人の試合でした。
内藤選手は良く自分の思いを口に出さなくてはダメだと話していますが、SANADA選手のように普段喋らないからこそ、何かに期待を寄せられ、そして稀に発する言葉を楽しめる、そんなレスラーも有りじゃないですか。

現に多くのファンが今年はSANADAか?と思っていました。
そして3連敗、しかし最初の一勝は現チャンピオンから。ここから優勝決定戦に進むには残り全ての試合に勝たなくてはならない。そんな崖っぷちの状況。プロレスファンなら期待しかできない状況を作り出しました。


ここからあとA、B共に5試合誰が優勝するか一つ一つの試合に一喜一憂し、この秋の激烈な展開を見させていただきます。
see you next time


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