人生ってプロレスだ

自分の好きな事(ほぼプロレス)を思うがまま書いてます

アントニオ猪木の遺産

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スポーツニュースを扱うnumberのWeb記事でこんな記事が書かれました。

久々に政治以外で悪意満開の記事を読んだ気がします。驚くべきことはこの記事はオカダ選手に取材した上で書いたものでは無く、あくまで記事を書いた人の想像でしかないと言う事です。
僕も記事を読んでこいつは何を言っているんだと、怒りが湧いてきました!
しかしながら、単純に記事に対して怒りを持つ事も良いかもしれませんが、今回の事は現代プロレスが抱えてしまっている問題故の事であると思いました。

その問題とは、プロレスに裏切られたと思っている人の存在です。

今回の記事を書いた方は1955年生まれで、若い頃は猪木さんによく取材をしていた方だそうです。
恐らくですがこの方は猪木時代のプロレスが好きで、プロレスという存在にワクワクしていた記者だったのでしょう。
昔業界トップだった新日本と全日本。共に格闘技ブームの流れによって下火の時代を生み出されましたが、新日本でその下降の流れを作ってしまったのは、誰よりもプロレスを盛り上げてきた人物、猪木さんでした。
誰よりもファンの心を動かした人に裏切られてしまった、当時のプロレスファンの怒りは未だにあるのかもしれません。あの頃プロレスを嫌いになってしまった、離れてしまった人たちが今のプロレスを好きになる事は難しい事だと思います。しかしその難しい課題をクリアしなければ、プロレスがまた大きく盛り上がっていかないでしょう。


高橋ヒロム選手はプロレスをまたゴールデン中継したいという夢をずっと口に出しています。
しかし、TV局の役員は当然年配の方です。丁度過去のプロレスファンで、プロレスラーに裏切られたと思っている世代ではないでしょうか。その人たちが首を縦に振らなくてはゴールデン放送する事はできないかもしれません。

僕は元々プロレスに興味があまり無かったです。知人に勧められなければ好きになってないかもしれません。
でも殆どの人がそうかもしれません。ただ知らないから好きでないだけで、知ってしまえば夢中になれる魅力がプロレスにはあります!


オカダ選手は現在、バラエティ番組にも積極的に出演しています。それはプロレスの事を知らない人たちにちょっとでも興味を持ってもらいたいからでしょう。昔と違いTVでプロレスをとりあげる事は少ないからこそ、自分から仕掛けていく。新日本最強のオカダ・カズチカが団体を背負う覚悟でやっているという事は多くの人がわかっているでしょう。
今回の記事はKOPWという企画をとぼしめるものになりました。
しかし、記事が出てからオカダ選手は自らの口で即座に記事に対して否定の姿をとっています。大事な事は口に出して言う。これも一つのプロレスであると思うことにします。

まぁいろいろありますがが、愛のない記事は嫌ですよねーって話でした。