人生ってプロレスだ

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もう石井の優勝でいいよ!

G1クライマックスAブロック代表者が決定しました。
勝点14で単独首位となった飯伏幸太選手が10.18で優勝決定戦を行うことになります。
飯伏選手が勝点14に進めたvsタイチ戦も非常に特殊な良いものでしたが、昨日の両国のお客さん達の心を鷲掴みした選手は、間違いなく石井選手でしょう。


ジェイ・ホワイトvs石井智宏
この試合石井選手は勝ったとしてもAブロック代表に選ばれる可能性はゼロです。だがそんな事は戦いに手を抜く理由にはならない。それが石井選手の美学。
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相手が痛めている膝を攻めてくるというならその膝に相手をぶつけてやるのが石井選手のプロレス。膝攻めされてる側がニークラッシャーを仕掛けるなんて、石井選手ぐらいしかやらないでしょう。

しかしながらジェイ選手もヒールとして成熟しています。技の一つ一つが説得力のある正確さ。裏投げ、キーウィークラッシャー、sss、どれも素晴らしいですが、この試合を形づけたのは膝攻めからのITO(石井タップアウト)ですね。関節技というのはベビーが使うと希望、ヒールが使うと絶望の技となります。
この裏4の字でこの試合は決まってしまうのではないか?そんなハラハラ感を見せてくれました。

そして膝攻めの脅威から脱出した石井選手ですが、そこからお約束の外道の妨害からの金的でブレードランナーを叩きこまれる脅威に晒されました。
だがそこを抜けて、そこから互いのフィニッシュポジションを取るための切り返し合戦。
この試合でも石井選手は今まで出したことのない技を見せてきました。
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ブレーンバスターの姿勢からのスタナー、戦いの中で閃いたのか前から考えていたのかわかりませんが、この一撃はジェイ選手に大きなダメージを与えました。
そこからぶちかます正調のブレーンバスター。文句なし3カウント!声を出しちゃいけない筈ですが、こんな試合でフィニッシュを見せられたら誰がって声出ちゃいますよ!


石井選手の美学が見えるAブロックベストバウトかもしれない試合でしたが、個人的にはジェイ選手に拍手を送りたいです。なんというかジェイ選手はヒールとしての仕事をしっかりしてるなーと思ってしまいますね。
ジェイ選手が勝利した試合はバッドエンド、敗北した試合はハッピーエンド。それが見る側が感じ取ることができるのはヒールとしてレヴェルが高いからだと思っています。

Aブロック代表になった飯伏選手はこの試合でハードルがグーンとと上がってしまったかもしれませんが、10.18にて秋の締めくくりに相応しい激闘を楽しみにしています。

チーンし!


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