人生ってプロレスだ

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獅子から獅子へのメッセージ

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新日本プロレス幕張メッセ大会2日目が終了しました。本日もJrタッグベルトをめぐっての熱い戦いが繰り広げられました。
悪対悪のセミファイナルも無茶苦茶で良かったですが、個人的に最高に熱かったのはメインイベントの試合…そのものではなく、バックステージコメントの内容でした。

試合後勝利した高橋ヒロム選手は、マスターワトに向けて、いや恐らく川人拓来に向けてメッセージを放ちました。

折角実力つけて新日本に帰ってきたのに、何で大人しく先輩レスラーの言うこと聞いてんだよ、と。


ヒロム選手は新日本プロレスヤングライオンの頃からアピールを続けているレスラーです。
凱旋してTIME BOMになってからも、アピールし続けることでJrの代表レスラーとしての存在を確固たるものにしていきました。

ヒロム選手は独自の嗅覚から、今の新日本マットではただ強い、身体能力が高いといったことだけでは頂点をつかめないことが分かっていたのでしょう。自分の意思、言葉でアピールしていくことがファンにとって、そして自分自身にとって大事だと。


そんなヒロム選手からのメッセージ、マスター・ワトはどう受けとるのでしょうか?このメッセージに対しても教科書に載っている言葉でしか返せないのであれば、これから先Jrのベルトに手が届くことはないのかもしれません。
そしてこのメッセージ、もう1人別の人物にも送っているのではないかと僕は考えます。もしかするともっと大勢の人へ向けて。
目の前にある可能性へ自分自身のハートをぶつけていかなければ、道は開かれない。
選手生命危機を乗り越えた男にはもっと、もっと伝えたいメッセージがあることでしょう。

今日の負け試合を踏まえてマスター・ワトがどう変わっていくのか、そして高橋ヒロムがこれから魅せていく景色はどんなものなのか、NWE JAPAN ROADの未来はまだ僕には見えていませんが残りの試合も楽しんでいきたいです。

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